説明
センジョウノチイサナテンシタチ/製作・脚本・監督:ジョン・プアマン。音楽:ピーター・マーティン。異才ジョン・ブアマン監督が、自伝的意味合いを含めつつ子供の視点で戦争を描き出した秀作ドラマ。戦時下のイギリスを舞台に、ある一家の子供たちの、戦争とは無縁の微笑ましい世界を描く。空襲によって、ロンドンの市民は次々と疎開していった。次第に人がいなくなる中でも、子供たちは無邪気にそれぞれの楽しみを見つけ出す。1939年9月、イギリス首相チェンバレンは第二次世界大戦のぼっ発を告げた。ロンドン郊外に住む少年ビル・ローハン(セバスチャン・ライス・エドワーズ)にとっても戦争は徐々に身近なものになってゆく。父のクライヴ(デイヴィッド・ヘイマン)は出征し、母のグレース(サラ・マイルズ)はビルと妹のスー(ジェラルディン・ミュア)を疎開させようとするが、駅で子供たちが嫌がったため、手許に置くことにする。ドイツ軍の爆撃が始まり、ビルの町の家は次々に焼け、その焼跡は恰好の遊び場になり、またビルの姉のドーン(サミ・デイヴィス)とカナダ兵のブルースとの逢引きの場所にもなった。第60回アカデミー賞監督・撮影・美術・脚本賞にノミネート、「ラスト・エンペラー」の総どりの年。1988年2月13日~29日豊橋ピカデリー3、併映「さよならを言わないで」。【サイズ:B2ポスター】【年代:1988年】