懲役十八年 仮出獄

安藤昇/若山富三郎、伊丹十三、沢わまき、松尾嘉代、城野ゆき、伴淳三郎、二本柳寛、山本麟一、室田日出男、小松方正、八名信夫、沢彰謙

説明

チョウエキジュウハチネン カリシュツゴク/脚本:石松愛弘・降旗康男。音楽:渡辺岳夫。監督:降旗康男。安藤昇「懲役十八年」シリーズ第2作。二年の刑期を残して仮出獄を許された郡司(安藤昇)を、口の不自由な金庫師木島(伊丹十三)が迎えた。木島は密輸入した金塊を奪取する計画を郡司にもちかけ、昔の仲間の大宮(若山富三郎)を誘う。大宮は武という子供があり、乗り気ではなかったのだが、医師から胃癌を宣告され、余命いくばくもないと知り郡司の仲間に加入。日東化工の社長岩井(二本柳寛)は背後に国際ギャング、ジャクソン一味を持ち、武器メーカーとしてベトナム戦争で儲けていた。郡司らは襲撃に成功、二億円近い金塊を奪う。一方、前田刑事(伴淳三郎)が郡司の動きを追う。ジャクソンが来日、不始末を犯した岩井を殺す。木島がジャクソン一味に捕まり、拷問を受けたが郡司に助けられる、郡司はその後、不敵にも金塊をジャクソンに売りつけようとしたが決裂。郡司たちはギャング組織と真っ向うから対立。ジャクソンは大宮の子供の武を誘拐、郡司を強迫して金塊と武とを交換要求。ジャクソンの指定通り、金塊を横浜港の突堤に運び、二組はそれぞれ金塊と人質を交換した。郡司は武の安全を見極めるとジャクソンを射ち倒しすさまじい拳銃戦となり、戦いの中で大宮・木島も倒れ郡司も弾を浴びた。しかし、郡司の最後の一弾が、金塊を積んだギャングのモーター・ボートを射抜いて炎上させたため、金塊は虚しく海底に沈む。1967年10月21日~31日豊橋東映、併映 千葉真一「出世子守唄」。【サイズ:B2】【年代:1967年】