説明
カゲノクルマ/原作:松本清張。脚本:橋本忍。音楽:芥川也寸志。監督:野村芳太郎。加藤剛主演。松本清張の原作小説を映画化したサスペンス。愛人の連れ子に殺されるという幻想に悩まされる男が、日常のささいな出来事から次第に恐怖を増幅させていくさまを描く。監督、脚本は「張込み 」「ゼロの焦点 」「砂の器」など清張作品の映画化に定評のある名コンビ野村芳太郎と橋本忍。旅行案内所に勤める浜島幸雄(加藤剛)は、ある日偶然に幼なじみの小磯泰子(岩下志麻)と再会する。浜島は既婚者で、一方の泰子は数年前に夫を亡くし、6歳の息子・健一と二人暮らしだった。やがて浜島は泰子と結ばれるが、自分になつかない健一の存在が気になり始める。浜島にも幼い日に夫を失った母と伯父との間に立たされた忘れ得ぬ記憶があったから健一の反感が必要以上に応えた。健一が自分を殺そうとしている突飛な幻想に悩まされはじめた。一度は妻と別れて泰子と結婚しようと決心しながら、健一のことを考えるとまた泰子を諦らめようかと思い悩む。空閨を癒やされた泰子は妻啓子(小川真由美)への後ろめたさも、浜島を見る健一の白い目にも心を向けず、ひたすら愛欲の歓びに溺れた。紅葉のころ、浜島苦心のドライブ旅行も小さな健一の本能的な男性にはね返される。浜島は再び幻影の虜になった。宿命というには、余りにも似かよった浜島自身の幼年期の体験。あの時のように俺は健一に殺される。泰子は浜島のノイローゼを笑いで一蹴した。しかし浜島が健一の首をしめてしまった。1970年6月13日~30日豊橋松竹、併映「喜劇男は愛嬌」。1970年8月19日~25日松竹シネマ、併映「日本一のヤクザ男」。1971年4月21日~27日豊橋松竹、併映「心中天網島」「愛奴」。1971年12月18日~28日豊橋松竹、併映「内海の輪」「黒の斜面」。【サイズ:B2ポスター】【年代:1970年】




