説明
フジサンチョウ／原作：新田次郎。製作：石原プロモーション。脚本：国広威雄。音楽：黛敏郎・肥後一郎。監督：村野鐵太郎。１９６４年台風被害減少させるために気象庁による富士山測候所への観測レーダー建設プロジェクトに挑戦した人々の物語を描いた新田次郎の小説を石原裕次郎率いる石原プロモーションが映画化した。原作者が気象庁職員として実際に建設に関わった事で、真実味あふれる超大作となった。原作では仮名だった企業名を実名で登場させて三菱電機や大成建設まど工事関連企業が全面協力した。富士山頂の設置までの資材搬入経路確保が困難だった事、気象条件が過酷なことなどを背景に、馬方や強力が協力して山頂までのッブルドーザーでの輸送を行う様子、３７００Ｍを越えた高所での高山病に苦しみながら働く建設会社の技術者や作業員、危険な輸送に挑むヘリコプターパイロットの活躍などが見せ場として描かれる。石原裕次郎・星由里子・渡哲也・勝新太郎など映画会社の枠を越えて多くの俳優が共演して「黒部の太陽」に続く大作となった。１９６４年８月に建設された富士山レーダーも気象衛星やインターネットの普及で１９９９年に役目を終了。「巨大台風から日本を守れ！」という昭和大プロジェクトをスケール大きく描かれた。２０１８年第１６回とよはしまちなかスロータウン映画祭で上映。１９７０年３月２２日～４月１０日千歳日活、併映「相野化石」。【サイズ：Ｂ２】【年代：1970年】
