説明
ジツロクヒシャカク オオカミドモノジンギ/原作:飯干晃一「狼どもの仁義」。脚本:佐治乾。殺陣:上野隆三。音楽:小杉太一郎。監督:村山新治。大正11年横浜から始まる。関東大震災を背景に横浜で待田京介や石橋蓮司・渡瀬恒彦等と賭場荒らしで稼いで一匹狼としてヤクザ社会で頭角を現して「人生劇場」飛車角こと小山角太郎のモデルと言われた石黒彦市の生涯を描く実録任侠。昭和17年に石黒彦市こと文太が小林旭の子分に暗殺されて物語が終わる。菅原文太に対してライバルに小林旭が客演、右翼に心酔する凄腕の侠客村岡健次に扮して互いに侠気を認め合うが最後は殺さなければ殺される危機感から文太を暗殺。娼婦役に日活の中川梨絵が裸の役を引き受ける。「仁義なき戦い」シリーズが完結しての1974年秋の作品で見応え充分。1974年10月5日〜18日豊橋東映、併映「任侠花一輪」【サイズ:B2】【年代:1974】