説明
ジツロクガイデン オオサカデンゲキサクセン/脚本:高田宏治。音楽:津島利章。監督:中島貞夫。実録ブームに乗った山口組の大阪での実話、戦後最大の<人海銃弾>暴力事件・明友会抗争大阪進攻作戦をもとに、それに群がる傷だらけの男たちの生きざまを鋭く捉えた松方弘樹・小林旭主演のハードアクション。 1960年の秋、大阪のヤクザたちは、日本最大のヤクザ組織である神戸川田組の影に怯え、大阪双竜会(室田日出男・松方弘樹・大前均)をはじめとする戦後派不良グループの跳梁に手を焼いていた。大阪の中心部、ミナミの盛り場一帯は、石村組(小松方正)と南原組(織本順吉)が勢力を二分していたが、ミナミに拠点を築こうとする双竜会と、石村組が激突。かねて大阪進出を企図していた川田組の斬り込み隊長・山地(小林旭)にとって好機。だが、三代目川田組組長(丹波哲郎)は戦争介入を許さず、山地は新興暴力団・大東組組長(成田三樹夫)を舎弟分にする、掛田組(伊吹吾郎)を派遣して石村組へのテコ入れを計る。この事実は、川田組の大阪進攻作戦として、旧来の大阪やくざ組織に刺激を与えた。1960年12月中旬、警察により掛田組・大東組は武装解除されるが、表向き解除しても密かに双竜狩りを進める。双竜会と同盟を結び、川田組進攻を阻止しようとする南原(織本順吉)は、山地暗殺を企て、双竜会の安田(松方弘樹)、南原組高山(渡瀬恒彦)を中心に、血みどろの抗争は激化し、やがて川田組山地により双竜会狩りと呼ばれる<人間狩り>が開始される。 「小」が「大」に抵抗するアダバナの典型。皆死んでいく中でラスト成田三樹夫を殺し損ねたエレベーターでの松方の死に様が印象的。川田組メンバーは三代目丹波哲郎、若頭小林旭(モデル地道行雄)、名和宏、伊吹吾郎(モデル山本健一)、西田良。大東組に成田三樹夫(モデル柳川次郎)と目黒祐樹(モデル谷川康太郎)。掛田組伊吹吾郎に助っ人するのが郷暎治と曽根晴美。この作品で松方弘樹と目黒祐樹の兄弟共演が実現。実際は、姜会長以下明友会幹部15人が指を詰め、8月23日に有馬温泉「御所坊旅館」で山口組と明友会の会談。山口組からは、中川・田中、柳川次郎組長が出席。明友会側は、姜と許万根組長が出席した。仲裁人は、別府 石井組石井一郎 組長だった。名目的には手打ちだったものの、明友会側が幹部15人の詰めた指を持参するなど、実質的には明友会側の全面降伏。この抗争で大阪府警は山口組側56人を殺人と殺人未遂で検挙し、最終的には組員84人を検挙した。このうち24人が柳川組組員だった。この抗争での柳川組の戦功は、山口組内部で認められた。同年12月13日、柳川組の明友会事件での戦功により、柳川次郎の山口組直系昇格が、山口組「御事始」の席で決定し、「御事始」終了後に山口組本部事務所で結縁の盃事が執り行われた。取持ち人は、倭奈良組舎弟の水谷奈良太郎であった。加茂田重政は、明友会事件により懲役7年の刑を受けたが、控訴し保釈となった。1976年1月24日~2月6日豊橋東映、併映「爆発!暴走遊戯」。【サイズ:B2 2種類&スチール写真】【年代:1976年】






