安寿と厨子王丸

北大路欣也/佐久間良子、東野英治郎、山田五十鈴、宇佐美淳也、平幹二朗、三島雅夫、風間杜夫、花沢徳衛、富田仲次郎、永田靖、利根はる恵、

説明

アンジュトズシオウマル/原作:森鴎外「山椒太夫」。製作:大川博。脚本:田中澄江。音楽:木下忠司。監督:薮下泰司、芹川有悟。主題歌:松島トモ子「子を恋うる歌」。東映創立十周年記念作品として製作された東映長編漫画映画の第4作。声優として佐久間良子、北大路欣也、東野英治郎、山田五十鈴らが声を演じている。母と生き別れになった姉弟の数奇な運命を描いた感動の作品。上役の謀略で流刑の身となり行方知れずとなった父をさがす旅に出た厨子王丸姉弟と母。旅の途中、一家は人買いにだまされ、母は佐渡島へ、安寿と厨子王丸は長者山椒大夫のもとへと売られてしまう。まだ幼い姉弟には過酷な労働が待ち受けていた。姉の安寿は自らの命を犠牲に厨子王丸を逃がし、入水自殺を遂げる。姉の死を知らずに都へ向かう厨子王丸。リアルタイムで東映映画館で観賞したのは小学校4年生、1961年の夏は東宝「モスラ」とこの漫画映画。子供心にも盛り上がりと夢の少ない映画だった記憶。実際東映動画の職場では華やかな東映本体と比較して職場離反が相次ぐブラック職場だった。作画枚数25万枚、原画12,600枚、トレス8万3千枚。キャッチ「グランプリに輝く東映動画が世界に贈る感動の名篇」。文部省特選。1961年7月19日~8月1日、豊橋第一東映、併映「水戸黄門助さん格さん大暴れ」。1961年10月11日~14日銀座東映、併映「次郎長社員と石松社員」、1962年3月11日~13日二川銀映、併映「幽霊島の掟」。1962年6月9日~12日南東映、併映「旗本退屈男 謎の珊瑚屋敷」。【サイズ:B2ポスター】【年代:1961年】