説明
ウチュウダイセイフク／原作：ハンク・サールズ。脚本：ロリング・マンデル。音楽：レナード・ローゼンマン。監督：ロバート・アルトマン。米ソ宇宙開発競争での虚しさを描くドラマで月面着陸２年前に作られた予言作。ソ連より先に人類を月へ送りたい米国は「ピルグリム計画」を推進。ロケットで月に飛行士を送り、生活必需物資も後から続々と送るので、それで月面でサバイバルし、次のアポロ計画で月と地球の往復が可能になるまでは、独りで踏み留まれ!という無謀な計画だ。主人公は２人の宇宙飛行士、ジェー ムズ・カーン扮するリーと、もうひとりはロバート・デュヴァル扮する現役空軍パイロットのチャイズ。チャイズは人類初の月着陸を目指していたんですが、政府が人類初の月着陸には民間人にさせるべきだと、リーを選ぶ。選ばれなかったチャイズはリーをいじめ抜く。彼はファースト・マンの栄誉を前に、次第にその気になっていく。彼には、妻子がいた。アポロ11号のアームストロング船長を描いた「フアーストマン」(2018 年)の先取り映画。主人公が月に行くことを奥さんに黙っていて夫婦仲が破綻するところから、月に行くまでのシーンをコクピットに座る主人公しか写さず、飛んでいく宇宙船を見せないところまでそっくり。リアルタイムで観賞。１９６９年８月１４日～２５日松竹ロキシー、併映：レイ・ハリーハウゼン「恐竜グワンジ」。【サイズ：スクリーン広告】【年代：1969年】
