宇宙からの脱出

グレゴリー・ペック/リチャード・クレンナ、ジェームズ・フランシスカス、ジーン・ハックマン、デヴィッド・ジャンセン、リー・グラント

説明

ウチュウカラノダッシュツ/原作:マーティン・ケイデイン「宇宙からの脱出」。脚本:メイヨ・サイモン。音楽:エルマー・バーンスタイン。監督:ジョン・スタージェス。宇宙での有人飛行調査のため、アイアンマン1号がヒューストンから発射。発射は成功し研究は順調に行われたが、5ヶ月が経ち3人の乗組員(リチャード・クレンナ、ジェームズ・フランシスカス、ジーン・ハックマン)は徐々に疲労し始める。地上管制センターの責任者であるキース博士(グレゴリー・ペック)は、予定より早く地球への帰還命令を下すが、原因不明のトラブルが襲い、救助するためには別の救出ロケットを発射するしか手段がない。予行練習なしの緊急発射、次第に残り少なくなってゆく船内の酸素。そして発射予定時刻には巨大ハリケーンが迫る。さらなる犠牲を生みかねない計画を前に、逡巡するキース、タイムリミットは刻一刻と迫る宇宙サスペンス。原作では、宇宙空間で帰還不能に陥ったマーキュリーを、実験段階だったジェミニ宇宙船と、ソ連のボストークが救出する物語であった。しかし、映画製作当時はアポロ計画が進行しており、アポロ宇宙船が帰還できなくなる内容に脚色され、アメリカではアポロ11号の月面着陸成功から4ヶ月後に公開された。1970年の日本での公開直後には、偶然にもアポロ13号の事故が発生。救出に向かう飛行士が「逃亡者」のデヴィッド・ジャンセン。ミソは台風の眼の利用だった。第42回アカデミー賞特殊効果賞受賞。1970年10月24日~11月6日広小路スカラ座、併映 チャールズ・ブロンソン「アドベンチャー」。【サイズ:B2】【年代:1970年】