太陽の王子ホルスの大冒険

大方芙紗子/市原悦子、平幹二朗、堀絢子、東野英治郎、三島雅夫、横内正、永田靖

説明

タイヨウノオウジホルスノダイボウケン/脚本:深沢一夫。音楽:間宮芳生。作画:大塚康生。原画:森康二。場面・美術設計:宮崎駿。監督:高畑勲。高畑勲の初演出作品。完成までに3年の歳月を要したという劇場用アニメーション。宮崎駿と高畑勲が出会い、日本のアニメ映画に初めて作家性が持ち込まれた記念すべき作品とされる。1968年7月東映まんがパレードメイン作品として公開される。病弱な父親と、人里離れた浜辺で暮らしていたホルス。ある日、ホルスは狼の群れに襲われるが、たまたまそこで昼寝をしていた岩の巨人モーグに助けられる。そのお礼にモーグが以前から苦しんでいた肩のトゲを抜いてやるが、そのトゲは“太陽の剣”と呼ばれる剣だった。モーグから太陽の剣を譲り受けたホルスは「その剣を使いこなすことができたなら、おまえは人々から“太陽の王子”と呼ばれて尊敬されるだろう」と告げられる。やがて父親は「人間の世界に戻れ」と言い残して他界。遺言に従って相棒の小熊とともに旅立ったホルスは、モーグや謎の少女ヒルダの力を借りて、魔王グルンワルドと対決することになる物語。従来の東映アニメにあったギャグやコミック性は一切ないのが特長でアイヌ民族を北欧版に置き換えたイメージ。82分。文部省選定。1968年7月21日~31日、豊橋東映、東映まんがパレード併映「ウルトラセブン」「ゲゲゲの鬼太郎」「魔法使いサリー」の3本はテレビ版再編集。【サイズ:B2ポスター 2種】【年代:1968年】