天下を取る

石原裕次郎/北原三枝、長門裕之、滝沢修、笹森礼子、中原早苗、清水将夫、金子信雄、藤村有弘、小沢昭一、益田喜頓、三島雅夫

説明

天下を取る/原作:源氏鶏太。脚本:松浦健郎。音楽:小杉太一郎。監督:牛原陽一。主題歌:石原裕次郎「天下を取る」。源氏鶏太の原作小説を、松浦健郎が脚色。『紅の拳銃』の牛原陽一が監督した石原裕次郎の明朗サラリーマンアクション。入社一日目にして社長の椅子に座った快男子をめぐって展開される、波乱万丈のサラリーマン出世物語。東洋物産株式会社では、新入社員たちの中でいきなり進み出て社長の椅子にどかっと腰掛けた男がいる。大門大太(石原裕次郎)である。バー・湖のユリ子(中原早苗)から社長へ電話がかかってきた。ユリ子は大門を面白がり今晩来るようにと言った。この途方も無い男に周囲は驚き呆れる。尾山係長はこのまま大門を放っておいたら自分の立場が危ういとあって、新入社員のわが娘・沢子(北原三枝)をスパイとして大門につけることにした。同期入社の亀村兵治(長門裕之)は「こいつこそ天下を取る男」と見込み、大門の参謀になる。大門と亀村は高級バー湖に現れる。そこには東洋財閥の総大将鬼平五左衛門がグラスを傾けていた。大門は自分を売出すには絶好のチャンスだと考えある行動にでる展開。2週間公開で併映を含めてドル箱番組で大ヒット、1960年興行ベストテン第1位で3億2400万円、第2位が小林旭「波涛を越える渡り鳥」第3位石原裕次郎「闘牛に賭ける男」第4位石原裕次郎「喧嘩太郎」と日活勢が独占するほどの黄金時代。第7位に東映オールスター「水戸黄門」で2億6700万円で東映は総合で収入1位だが個別では日活に劣る1960年。1960年7月13日~26日豊橋駅前日活、併映小林旭「赤い夕陽の渡り鳥」。7月20日~26日赤木圭一郎「霧笛が俺を呼んでいる」。【サイズ:B2】【年代:1960年】