説明
ダイマジン/脚本:吉田哲郎。音楽:伊福部昭。特撮:黒田義之。監督:安田公義。特撮フアンタジー時代劇の名作。藤巻潤主演、ヒロインは高田美和、悪玉五味龍太郎と遠藤辰雄・杉山昌三九。企画の元になったのは「巨人ゴーレム」で戦国時代に置き換えて女性の涙で魔神が動き、女性の涙で消えて行く。魔神は橋本力が演じて、怒りの眼は橋本の眼をそのまま使用した。シリーズ化されて「山の神」「湖の神」を象徴として三本製作された。特撮はブルーバック用スクリーンを使用して「大怪獣決闘ガメラ対バルゴン」と共に公開された。戦国の世、丹波の国で謀反が発生。前主(島田竜三)を殺して左馬之助(五味龍太郎)は政権を奪い、過酷な労役を領民に課しさらには村の守り神たる魔神像をも破壊しようとした。忠文の妹・小笹(高田美和)は、唯一の心の拠り所、魔神像に助けを求める。左馬之助は部下に命じて山の神像をこわし、花房残党と領民の結びつきを切ると放言し反対する信夫(月宮乙女)を斬殺、軍十郎(遠藤辰雄)に神像破壊の厳命を下す。小笹と百姓茂助の子竹坊は、忠文、小源太らが明朝処刑されるのを聞き、信夫が亡くなったのを知った。神像破壊にいらだつ軍十郎は、タガネを神像の額に打込む。傷口から鮮血が落ちたと見るや、稲妻、雷鳴、地割れが起り、軍十郎は物凄い地割れの中にのみこまれる。小笹らは兄忠文(青山良彦)たちの命を気づかい必死に武神像に祈り続け自分の命にかえてもと大滝へ身を投げようとした瞬間、大地は震動して、神像は巨大な魔神の姿となって現われた。城下で大あばれにあばれた魔神は、忠文と小源太の処刑台を紛砕し、左馬之助は魔神の額にささったタガネで城門の柱に釘付けされ息絶える。村里へ向って猛威をふるいはじめた魔神に、小笹は静まってくれるよう清い涙を落した。すると魔神の怒りの相は消え大音響とともに土砂となってその場に崩れる。魔神は小笹の涙で消えた。殺された領主の家来に伊達三郎。伊福部昭の音楽とも相まって特撮ファンタジー映画の名作となる。84分。1963年に東映から大映に移籍した五味龍太郎の一世一代の悪役として印象的。映画館で観賞したのは中学校1年生、決して子供向のつくりではないのは本編を見れば判る。1966年4月23日〜5月6日豊橋大映、併映「大怪獣決闘ガメラ対バルゴン」。1966年8月3日〜7日銀座東映、併映「座頭市の歌が聞こえる」。1966年9月16日〜18日南東映、併映「大怪獣決闘ガメラ対バルゴン」「オバケのQ太郎」【サイズ:B2ポスター75R】【年代:1966】




