説明
ダイボサツトウゲ リュウジンノマキ/原作 中里介山。脚本 衣笠貞之助。音楽 齋藤一郎。殺陣 宮内昌平。監督 三隅研次。戦後東映で片岡千恵蔵主演で二度映画化されてから1年後の1960年から大映版三部作で製作された内の第二部。ニヒルな剣豪を演じる市川雷蔵は後年の眠狂四郎の原点になった可能性が見られる。竜之助を兄の敵と狙う宇都木兵馬は本郷功次郞、島田虎之助が島田正吾。東映で長谷川裕見子が熱演したお浜・お豊は中村玉緒、竜之助に斬られた薄幸の巡礼娘お松には山本富士子、裏宿の吉兵衛には見明凡太郎で東映版程の重厚さは無いが役者陣の熱演で見応え有り。第1部と第2部演出は三隅研次、完結篇が森一生と監督が異なる。可憐な山本富士子の美しさ。天誅組に参加した龍之助が追手により爆薬で失明して、竜神の森で再び兵馬と対決するまでが第2部。1961年1月14日〜20日丸物会館、併映「三兄弟の決闘」。1961年5月6日〜10日千歳劇場、併映「新二等兵物語」【サイズ:A2写真ニュース】【年代:1961】