大脱獄

高倉健/菅原文太、木の実ナナ、郷鍈治、田中邦衛、小池朝雄、室田日出男、高宮敬二、須賀不二男、加藤嘉、山本麟一、三井弘次、佐藤京一、中田博久

説明

ダイダツゴク/脚本・監督:石井輝男。技斗:日尾孝司。音楽:青山八郎。高倉健が極限に生きる死刑囚に扮し、菅原文太の共演を得て北海道長期ロケの壮大なスケールで殺人犯のぬれ衣を着せられた死刑囚が復讐の鬼と化し、網走刑務所を脱獄。同じ死刑囚(菅原文太)との友情、旅のダンサー(木の実ナナ)との束の間の恋、そして雪の原野での真犯人との死闘へとドラマチックに展開するアクション映画。ヒロインは木の実ナナ。木の実は初めての東映映画出演で緊張したという。北海道でのロケ中にミュージカル『ショーガール』でゴールデン・アロー掌新人賞を受賞し、高倉がみんなを集めてパーティを開いてくれて「網走番外地」を高倉とデユエットして、高倉に夢中になったというエピソード。本作では寂しくて暗いどさ回りのストリッパー役を好演している。悪役には田中邦衛・須賀不二男。この映画は興行的に不振でギャラが高い高倉健は東映から遠のく。因みに健さんは1972年年が5本、1973年が3本、1974年は1本のみの出演。1975年頃のギャラは1本1500万円+専属料1000万円以上になり、本作出演後、「新幹線大爆破」「神戸国際ギャング」に出演して東映を退社、その後シフトチェンジに成功し日本を代表する名優になった。1975年4月5日~25日豊橋東映、併映千葉真一「ウルフガイ燃えろ狼男」。【サイズ:B2】【年代:1975年】