説明
ダイサジン／原作：ロイ・チャンスラー。脚本：フィリップ・ヨーダン。音楽：ヴィクター・ヤング。監督：ニコラス・レイ。主題歌：ペギー・リー「ジョニー・ギター」。ジョン・クロフォード主演、女性同士の決闘が話題を呼んだ西部劇。１８９０年代の西部。流浪のギター弾きジョニー・ギターがアリゾナの山奥にある賭博場へやって来る。気丈な女主人ヴィエンナはかつての恋人だったが、白昼起きた駅馬車襲撃事件の容疑者キッドを匿っているとして犠牲者の妹エマと保安官たちに嫌がらせを受け、24時間以内の退去を命じられる。疑いをかけられたキッド一味は翌日、銀行を急襲。その場に居合わせたヴィエンナも共犯と見られ、遂に自警団はヴィエンナの店を襲い火をつける。そしてエマは執拗にヴィエンナを憎み追いつめていき、山小屋に潜むヴィエンナとジョニーを自警団と共に追いつめるが、ラストは女性同士の決闘となり勝ったヴィエンナはジョニーと共に旅立つ。主演のジョン・クロフォードの大時代的な演技と衣装の色が印象的で、クロフォードは眼をむいて台詞を言うし、敵役のエマ約マーセデス・マッケンブリも負けず劣らずの大芝居。原題「ジョニー・ギター」役のスターリング・ヘイドンは添え物イメージ。主題歌大ヒットでも出来はＢ級のリパブリック西部劇。１１０分。１９５５年２月２４日～３月２日豊橋メトロ劇場、併映「語らざる男」。１９５６年７月２１日～２６日豊橋メトロ劇場、併映「六つの橋を渡る男」。【サイズ：B5キネマ旬報広告】【年代：1955年】
