大忍術映画 ワタリ

金子吉延/大友柳太朗、村井国夫、本間千代子、原健策、天津敏、内田朝雄、汐路章、牧冬吉、嵯川哲朗、ルーキー新一、楠本健二、宍戸大全、西田良、汐路章、波多野博、

説明

ダイニンジュツエイガ ワタリ/原作:白土三平。監督:船床定男。特撮監督:倉田準二。殺陣:谷明憲。主題歌:佐々木新一「ワタリの唄」。少年マガジン連載中の人気劇画「ワタリ」の映画化。白土は脚本に不満で完成映画を観て原作のテーマである下忍と上忍との階級闘争が無視されたと激怒して東映とは絶縁状態になる。実際には特撮時代劇として子ども向きに製作されていて社会派イメージは影が薄いが音羽の城戸に扮した大友柳太朗が大悪を演じて殺陣が決まっていて見所がある、実写とアニメの融合エンタメのはしりとして歴史に残る作品。百地三太夫と藤林長門守、楯岡の道鬼が同一人物で更に音羽の城戸までがと言う展開の面白さは原作の良さ。内田朝雄・天津敏・嵯川哲朗に大友柳太朗が同一人物になるとはリアルタイムでは驚いた構成。主人公は金子吉延と牧冬吉で後年の「赤影」での青影・白影コンビ。当時の吉本新喜劇スター ルーキー新一が出演、1969年東映はTV時代劇で忍者物を製作するために「伊賀の影丸」の横山光輝へ依頼して「仮面の忍者赤影」が誕生する。大友はこの作品のあと悪役として松方弘樹主演の特撮時代劇「怪竜大決戦」と「まぼろし黒頭巾」に付き合う。1966年7月23日〜8月5日豊橋東映、併映「サイボーグ009」【サイズ:B2】【年代:1966】