説明
ジゴクノオキテニアスハナイ/脚本高岩肇。監督降旗康男。高倉健が長崎での原爆症に苦しむやくざを演じて暴力団抗争劇と絡んで任侠メロドラマを展開。三国が暴力団を共倒れさせて競艇権利を企む悪德j弁護士、ヒロインは十朱幸代。抗争の果てに傷ついた健さんは十朱の待つ港へ向うが刺客に刺されてもがくが生死が判らないエンド。長崎に根を張る暴力団山崎組(河津清三郎)と権藤産業(佐藤慶)は、競艇場の利権をめぐって対立。山崎組の顧問弁護士郡司(三国連太郎)の計らいで、山崎組と権藤組は手を結む。記念競艇が開かれることになり、権藤は八百長レースを組む。山崎組代貸滝田(高倉健)は、長崎で原爆の洗礼を受け、原爆症を背負って板が何時死ぬかわからないという滝田の行動は冷たく凄惨。その滝田の恋人が岩村由紀(十朱幸代)は弟明が権藤から八百長を強いられた。滝田は山崎に内証で、明に八百長をやめさせた。権藤は大損、明の姉が由紀で恋人が滝田と知った権藤は山崎組に挑戦状を叩きつけた。山崎は明のリンチを止めるかわりに、滝田に権藤暗殺を命じた。山崎組と権藤組を戦わせて、漁夫の利をしめようとする郡司はこのことを権藤に告げた。しかし滝田はたくみに権藤を暗殺そして郡司の裏切りを知ってこれも刺殺。滝田とは幼友達の三流新聞記者北島(今井健二)が行動をスクープ。滝田はこれを機会に足を洗うい由紀と長崎から逃げる予定だった。北島により警察にはつつぬけで由紀の見ているまえで捕えられた。殺人者に幸福な明日はない。1966年10月30日〜11月12日豊橋東映、併映「任侠柔一代」。1967年2月13日〜15日銀座東映、併映「酔いどれ波止場」【サイズ:B2】【年代:1966】