説明
カッサイ/原作:クリフォード・オデッツ。音楽:ヴィクター・ヤング。脚本・監督:ジョージ・シートン。ビング・クロスビー&グレース・ケリー&ウィリアム・ホールデン共演のドラマ。かつてミュージカル・スターとして活躍していた俳優のフランク(ビング・クロスビー)。今では酒に溺れ、演技に精彩を欠いていた。ある日、彼に舞台演出家バーニー(ウィリアム・ホールデン)から新作舞台の出演要請が入る。しかし、稽古に参加するものの落ち着かないフランク。彼は、数年前に自らの不注意で当時まだ幼かった一人息子を事故死させてしまったことと、それが原因で献身的だった妻ジョージー(グレース・ケリー)が何度も自殺未遂起こし、悩まされていることを打ち明けた。こうしてフランクは、複雑な心境が払拭されないままカムバックを果たす。クリフォード・オデッツの舞台劇の映画化。自らの不注意で子供を事故死させてしまった男優、その妻、そして男を舞台にカムバックさせようとする演出家の人間模様をドラマチックに描く。クロスビーは劇中4曲歌う。三人の俳優がそれぞれ存在感のある素晴らしい演技を見せており、またジョージ・シートンの正攻法の演出が秀逸。第27回アカデミー賞主演女優賞・脚色賞授賞、作品・監督・主演男優・撮影・美術賞にノミネート。1955年6月15日~22日豊橋メトロ劇場、併映「オズの魔法使い」。【サイズ:B5パンフレット】【年代:1955年】