説明
カラジシカブシキカイシャ/原作:小林信彦。脚本:内藤誠・桂千穂。監督:曽根中生。主題歌:山本譲二「ローリングストーン」。三年振りに出所した須磨組功労者ダーク荒巻(横山やすし)を出迎えたのは『唐獅子通信社』なる看板。兄貴は専務と呼ばれて組の様相はガラリと一変。新し物好きのシティ派組長(丹波哲郎)は『唐獅子通信』を発刊してやくざの争いを批判したり、一般市民に高邁な精神を普及させようと理想論をぶち上げ、グラビア撮影では組長自ら六尺褌でグラビアキングとなってご満悦。「これからはビデオの時代よ」と愛娘に言われれば、シティ派組長は『唐獅子ビデオ』製作会社を作り、弟文の原田(桑名正博)が監督、やすしが照明マンでビデオ撮影を開始するが、現場は混乱。丹波組長は『唐獅子芸能社』を旗揚げ、新人歌手ひとみ(甲斐智恵美)を東京のテレビ局主催のスターコンテストに優勝させろ!と厳命。親分の命令は絶対服従で人情より義理が重たい世界。この新人、身体は魅力的だが歌が全くダメ、やすしはヤケ気味になって弟分原田と歌のレッスンからデビュー曲、テレビ局と芸能評論家の買収工作へと。そこへ対立するやくざ島田組が絡んできて、上を下へのテンヤワンヤの大騒ぎへと発展。大阪喜劇界の天才児・横山やすしが映画初主演のコメデイ。1983年12月17日公開豊橋東映、併映 ジャッキーチェン「ドラゴン特攻隊」。【サイズ:B2】【年代:1983年】