説明
アイシュウ/原作:ロバート・E・シャーウッド。音楽:ハーバート・ストサート。監督:マーヴィン・ルロイ。ヴィヴィアン・リー&ロバート・テイラー共演の恋愛悲劇。舞台は第一次世界大戦下のロンドン。空襲警報が鳴り響く“ウォータールー橋”で出会った英国将校クローニンとバレエの踊り子マイラ。ふたりは瞬く間に惹かれ合い、翌日には結婚の約束までも交わすほどその恋は燃え上がる。時代はそんなふたりを引き裂きクローニンは再び戦場へ。健気に彼の帰りを待つマイラ。しかしそんな彼女に届いた報せはクローニンの戦死を伝えるものだった、生甲斐もなくなったマイラは、自らも同僚と同じ夜の女に陥った。それから1年、ウォータルー駅でマイラは凱旋して帰ったローイと会う。彼女が待っていてくれたと思って喜んだ彼は、彼女の身の上の変化に気がつかず、彼女をスコットランドの家へ伴った。マイラは愛が絶対である。その他のあらゆる事は関係ないと、自分自身に言い聞かせたが彼女の1年間の行状が知れれば、ローイの破滅となるに違いないと思い直して、ロンドンへひとり帰ってしまった。ローイはあとを追ったがマイラは身を隠した。マイラは思い出のウォータルー橋の上に、いつか来てしまっていた。何度考えても彼女は愛するローイに幸福を与えることは出来ないとしか思えない。思いつめたマイラは突進して来る軍用トラックの前に身を投げて最期をとげる。「風と共に去りぬ」で強く生きる女性を演じたヴィヴィン・リーがこの映画では弱い女性を演じる。この2本でヴィヴィアン・リーは歴史に残る女優となる。すれ違いのメロドラマ。第13回アカデミー賞撮影賞・作曲賞ノミネート。1949年9月13日~20日豊橋第一映画劇場。1954年7月21日~27日豊橋メトロ劇場、併映「私は告白する」。2005年第4回とよはしまちなかスロータウン映画祭で上映。【サイズ:パンフレット表紙&見開き】【ンんだい:1949年】