博徒一代 血祭り不動

市川雷蔵/近衛十四郎、亀井光代、長谷川待子、金田龍之介、金内吉男、石山健二郎、富田仲次郎、遠藤辰雄、伊達三郎、杉山昌三九、尾上栄五郎、原聖四郎、水原浩一

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説明

バクトイチダイ チマツリフドウ/脚本:高田宏治。監督:安田公義。不世出の俳優市川雷蔵の153本目の作品で遺作。病気を押しての撮影だったらしく画面の雷蔵は痩せて精気がないように見える。1969年東映任侠映画全盛時代、大映でも「悪名」「女賭博師」「関東女やくざ」「若親分」など任侠映画も撮られていたが雷蔵も37才となって「若親分」年代でもなくこの題材となった感。博徒桜田丈吉(市川雷蔵)と恩人の敵対する一家の代貸し小洗(近衛十四郎)の友情と対決、ラストは雷蔵と近衛十四郎の対決でいい味を出していた。主演の市川雷蔵はこのときすでに病魔に冒されていた。6年ぶりに出獄した桜田丈吉は、かつて弟分だった輪島勇一がいる大戸国五郎一家を訪ねた。勇一は代貸として羽振りをきかせ、北陸の一大勢力である長丸一家の二代目を狙う国五郎の片腕として働いていた。丈吉に襲いかかった長丸一家の子分を勇一が殺したことで、長丸家の息子の北松市蔵と大戸一家との仲が険悪になった。ちょうどそのころ北松一家の代貸である小洗音次郎(近衛十四郎)が帰ってきた。音次郎は丈吉の命の恩人だった。1969年3月8日〜17日豊橋大映、併映「関東おんな極道」。1969年5月21日〜27日松竹シネマ、併映「緋牡丹博徒 一宿一飯」。1969年10月25日〜31日豊橋大映、併映「座頭市喧嘩太鼓」【サイズ:B2】【年代:1969】