千姫御殿

山本富士子/本郷功次郎、山田五十鈴、中村雁治郎、志村喬、滝沢修、中村玉緒、清水元、小林勝彦、千葉敏郎、釣見丈二、荒木忍、香川良介、浦部粂子

説明

センヒメゴテン/脚本:八尋不二。音楽:斎藤一郎。監督:三隅研次。山本富士子主演で豊臣家が滅亡した大阪城落城の折、助け出された家康の孫・千姫の後半生を描く悲恋物語。1948年同じ大映で花柳小菊主演で製作された「千姫御殿」とは物語が少し異なる。大阪落城の際、坂崎出羽守に救い出された千姫は、坂崎の求婚を斥け、本多家に再婚した。本多家へ再嫁した千姫は吉田御殿にこもり遊興にふけっていたが、招き入れられた男は翌日死体となって池に浮かぶ。田原喜八郎(本郷功次郎)実は本多佐渡守の命を受け、千姫の身辺をさぐる隠密であった。佐渡守から千姫の行状を訴える書状を見せられ、喜八郎はこの中傷は誰がするものかと推理。遠駈の日、千姫と喜八郎は武蔵野の原野で抱き合った。喜八郎は、千姫のよからぬ中傷の主が、如月(山田五十鈴)であることを知る。如月は千姫のために身を滅ぼした坂崎出羽守の姉。喜八郎が如月を斬り、喜八郎は切腹を命じられて千姫の剃髪式、喜八郎の遺書を持っておかつ(中村玉緒)が駈けつけた。千姫は喜八郎の真実の心を知り、「私は幸せな女でした」と叫ぶ。1960年1月27日~2月9日丸物会館、併映「女経」。1960年5月4日~5日二川銀映、併映「恋山彦」「黒幕は誰だ」。1960年6月14日~17日丸物会館、併映「夜の蝶」。【サイズ:B5時代映画広告】【年代:1960年】