説明
ジュウシチニンノニンジャ/脚本 池上金男。監督 長谷川安人。忍者映画・集団時代劇の名作。忍者版「ナバロンの要塞」とも言える駿府城攻防戦、老中阿部豊後(薄田研二)の密命を受けた伊賀甚伍左(大友柳太朗)以下16人の伊賀組忍者一党は駿府城内の忠長公謀反の証拠となる連判状を奪うために鉄壁の城へ挑む。護るは根来忍者才賀孫九郎(近衛十四郎)、生命より使命を優先する忍者の壮絶な戦いを描き、大友頭領が近衛に捕まり傷つき、里見浩太郎や東千代之介・品川隆二などが駒となり三島ゆり子が紅一点出演で17人の数字がキーワード。手柄を立てて根来忍者を天下に知らしめる想いが強い近衛十四郎の迫力が凄まじい。ラストは大友頭領も犠牲になり15人の忍者が犠牲となって、やっとの事で近衛を倒した若い忍者の里見と三島が手を取り合い立ち去る。大友が城門のかんぬきに手を入れて追手を阻む場面が泣かせる。1963年7月6日〜12日第一東映、併映「右門捕物帖蛇の目傘の女」。1963年9月25日〜10月1日銀座東映、併映「喜劇とんかつ一代」。1964年1月25日〜28日南東映、併映「親分を倒せ」【サイズ:B2】【年代:1963】