説明
リキドウザン/脚本・監督:ソン・へソン。日本の国民的英雄だった伝説的なプロレスラー、力道山の一代記を韓国が製作したヒューマンドラマ。主演は『シルミド/SILMIDO』のソル・ギョング。妻役を演じたのは中谷美紀。脇を固める俳優も藤竜也や萩原聖人といった日本人俳優が出演。監督は、『パイラン』のソン・へソン。力道山を演じるため、わずか5か月で30kgもの増量に成功したソル・ギョングは、日本語も猛特訓し、本編では流ちょうな日本語を披露。日本各地で撮影されたという1950年代から60年代の風景を見事に再現した美しい映像にも要注目。1945年貧困生活を脱出しようと祖国朝鮮を離れ、力士になるため単身日本へやってきた力道山、努力して関脇まで昇進したが日本人でなければ横綱になれないという現実をつきつけられ、絶望のなか酒浸りとなる。ある日、屈強なプロレスラーから人種も国籍も関係なく世界と戦うことのできるプロレスの世界があることを教わり、単身アメリカへと旅立ち妻の支えもありプロレスラーとしての道を歩むことになる。実際に力道山は映画出演は多数、「激闘」「力道山怒涛の男」「純情部隊」「力道山男の魂」「鉄腕巨人」など主演もある。しかしプロレスの試合をニュース映画として30分程度にまとめたものはかなりある。それだけ街頭テレビでないと見られなかったプロレスを映画館の大画面で見られるだけにまさにスーパースターだった。2005年3月4日公開、ユナイテッドシネマ豊橋。【サイズ:B2】【年代:2005年】