刑事 デカ 1964

丹波哲郎/里見浩太郎、江原真二郎、安井昌二、中山昭二、織本順吉、志麻ひろ子、菅井きん、亀石征一郎、柳谷寛、増田順司、沢彰顕、小川守、水上竜子

説明

デカ 1964/原作:ローレンス・トリート。脚本:池上金男。音楽:伊部晴美。監督:佐伯清。丹波哲郎主演のハードボイルド刑事物。土曜日の夜、横浜・山下公園。里見浩太郎が恋人・志麻ひろ子とクルマのなかで婚約、幸福感に包まれていると、そこへ交通警官を名乗る江原真二郎が現れる。江原は、自動車工場の工員で鬱屈した日々を過ごしていて、週末、ガールハントに出かけた山下公園で里見たちに出会し、咄嗟に里見を襲って、志麻ひろ子を誘拐、クルマを奪って逃走。里見は脳震盪を起こして倒れ、警邏中のパトカー35号車の柳谷寛に助け出され、神奈川県警へ。鑑識医・増田順司をするも要領を得ない。警部・丹波哲郎が登場!クールに捜査を始め、やがて里見の記憶が戻るが、拉致されたのは、丹波の妹と明らかになって…クールな丹波警部が、最愛の妹の貞操の危機を心配して苦悩。さらに恋人がいたことも知らずに、里見に「妹をたぶらかした」と取り乱す。しかし丹波は里見の愛情を心得て捜査協力に加える。 江原は性犯罪の常習犯であることが、刑事・安井昌二によって明らかになり、江原真二郎は、犯行の直前に、チンピラ・亀石征一郎から拳銃を入手しているととが判明。横浜→江ノ島→城ヶ島でのロケーションが効果的。また柳谷寛の警官に赤ちゃんが産まれ、誰もが祝福するも捜査に参加するなか殉職。そのあたりのウエットさと、サイコパス的な江原真二郎の狂気を対比させる展開。逃走中の江原が、モーテルの管理人を射殺してからの高速道路へ逃げ込んで丹波・里見たちと対決するクライマックスへ流れる。江原息子命の菅井きんが狂気的な母親を演じる。1964年12月5日~11日豊橋東映、併映「警視庁物語 行方不明」。1965年18日~20日南東映、併映「駿河遊侠傳度胸がらす」。【サイズ:B2】【年代:1964年】