冬の華

高倉 健/池部良、北大路欣也、倍賞美津子、池上季実子、夏八木勲、小池朝雄、峰岸徹、田中邦衛、藤田進、天津敏、大滝秀治、小沢昭一、今井健二、小林稔侍、曽根晴美、三浦洋一

説明

フユノハナ/脚本倉本聰。監督降旗康男。音楽クロード・チアリ。挿入曲チャイコフスキー作曲ピアノ協奏曲第一番。健さん版「足ながおじさん」ムード満載の任侠映画。健さんが義理で殺した池部良の娘が池上季実子でまだ可愛かった。服役中もずっと面倒を影ながら見守る健さんに再び悪の手が伸びる。健さんを取り巻くのは田中邦衛、夏八木勲、峰岸徹、三浦洋一に北大路欣也、親分が藤田進。悪役は小池朝雄。池部良と小池朝雄が言う共通科白「見逃してくれねえか、子どもがいるんだ」、健さんは黙ってドスを向ける。1978年6月17日〜7月21日豊橋東映、併映7月1日〜21日「現代任侠史」の健さん二本立て。2026年第24回とよはしまちなかスロータウン映画祭で上映。スロータウン映画祭で筆者が書いたコメントを記載する。「日本を代表する俳優高倉健が、任侠映画でのイメージ脱却を図り1977年に「八甲田山」「幸福の黄色いハンカチ」に主演して第1回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した直後の1978年に製作・公開された倉本聰脚本のドラマ。関東の組織幹部の高倉健が、義理で兄弟分池部良を刺殺して15年の刑期となる。弟分・田中邦衛を通じて、池部の遺児・池上季実子に「ブラジル在住のおじ」と偽り、彼女の生活費の面倒を見ていた。15年後に出所して世の中の大きな変化に戸惑いながらも脱ヤクザに舵を切りたい男が、義理堅いが故に抜け切れずに娘の幸福を祈りながら再び組織の為に殺人を犯す物語。1970年代の横浜が舞台。冒頭の横浜駅舎、山下公園から臨む横浜港など現在とは大きく異なる風景が興味深い。本牧に貨物埠頭集約の前なので、横浜港内の貨物船も見えるしベイブリッジもない頃の1970年代の風景。そんな横浜の丘の上のマンションが出所した主人公の住まいとして登場する。蒼い油絵、藍色のランプシェード、黄色のレモン、バスルームの青タイルやキッチンの青海のある光などが美しく映える。この映画の特徴として、クラシック音楽「ピアノコンチェルト」やジャガールの絵画が物語のポイントとなっていて、繰り返し流れるクロード・チアリのギターの音色が印象的です。更には池部良、北大路欣也、倍賞美津子、田中邦衛、池上季実子、夏八木勲など豪華キャストも魅力で、男の哀愁を背負い歩く高倉健の恰好良さ。当映画祭で久々に登場する大スター高倉健の姿と共に昭和の映画の魅力をお楽しみください。」【サイズ:B2】【年代:1978】