説明
ヘイタイゴクドウ/脚本:松本功・鳥居元宏。殺陣:上野隆三。音楽:富田勲。監督:佐伯清。主題歌:若山富三郎テイチクレコード「極道ブルース」。若山富三郎の人気シリーズ「極道」の第三作は兵隊物で実弟 勝新太郎主演の大映「兵隊やくざ」シリーズを意識したつくりの痛快編。昭和12年、大阪釜が崎の極道 島村組組長島村清吉が出征。縄張りを争う榊原一家と争いながら北支戦線へ派遣され大暴れして刑務所入りするが、モルヒネを横流しする悪德将校(天津敏)と結託する島村組の抗争相手であるヤクザ組織の親分榊原(金子信雄)双方と中国軍ゲリラ軍相手に大暴れ。榊原一家の代貸の名和宏が若山富三郎と対決しながらも、金子信雄が名和の妹の宮園純子を娼婦に追いやった事で改心して協力する役処で活躍。菅原文太・里見浩太郎・山城新伍が若山の子分で出演。ラストは極道部隊として若山一家(山城・文太・潮・徳大寺・八名)と名和宏が天津敏と金子を追って中国軍とのモルヒネ取引現場に殴り込んで仇討ちするが、中国軍に囲まれ仲間を失いながらラストは一斉に反撃してストップモーションで終わる。翌年1969年 同じ若山富三郎主演の「ごろつき部隊」でも似たような設定で展開したぐらい破天荒な役柄が似合う人気者。タイトル順位では若山TOP、文太・名和・宮園・山城、止めに里見浩太郎と金子信雄。ヒロイン宮園と名和宏が好演、志賀勝と里見浩太郎は若山かばい途中で死亡。1968年9月18日~30日豊橋東映、併映「緋牡丹博徒」。1969年2月5日~10日松竹シネマ、併映「女賭博師 奥の院開張」。【サイズ:B2】【年代:1968年】