説明
キョウダイジンギ カントウアニキブン／脚本：村尾昭・鈴木則文、助監督：牧口雄二、音楽：菊池俊輔、殺陣：上野隆三、監督：中島貞夫。主題歌：クラウンレコード「兄弟仁義」。シリーズ第６作で山下耕作監督から中島貞夫監督に交代する。健さん番外地シリーズと共にお盆・正月番組として定着感。大正中期、東京で女郎桑原幸子を足抜きにして追われる近藤正臣が故郷新潟の元やくざの兄である村田英雄のところに逃げて北島（坂東竜次）が新潟まで追いかける。村田英雄が地元ヤクザ天津敏にいたぶられ、近藤が天津の甘言にのり天津の子分になるが桑原を取り戻そうとした近藤も殺されて渡世人の兄弟仁義で雪の夜に「佐渡おけさ」で繋がる北島・鶴田浩二が悪ボス岩井組天津敏に殴り込む。北島の演技は少し上達で角刈りの鶴田が上手い（役名は稲上長次郎）。冒頭沢淑子が営む居酒屋で鶴田が「佐渡おけさ」を流しにリクエストした時に、そんな歌は聞きたくないといった北島との出会いが後に縁となる物語。村田のカミサンが北林早苗で鶴田の元彼女。天津一家の子分に林彰太郎・阿波地大輔・加藤浩・潮健児・川谷拓三、北島が所属する一家の代貸が永山一夫。桑原の父親明石潮が娘を売る百姓爺を好演。１９６７年１２月２３日〜１９６８年１月２日豊橋東映、併映「網走番外地吹雪の斗争」。【サイズ：B2】【年代：1967】
