説明
キョウダイジンギ カントウサンキョウダイ／脚本：村尾昭。殺陣：上野隆三。音楽：菊池俊輔。監督：山下耕作。主題歌：クラウンレコード北島三郎「兄弟仁義」。シリーズ第３作にして東映正月番組となり今回も健さん「網走番外地」とセット。ブレイク前の若山富三郎が大悪親分を引き受けて、鶴田浩二・北島三郎・里見浩太郎・村田英雄と対決する。若山の妹（宮園純子）の旦那である村田英雄もライバル善玉菅原謙二も若山親分に殺される。ラブストーリーは鶴田扮する一力長次郎と女郎小秀の藤純子が引き受ける。大正中頃、房州の漁村に北島が兄弟分の遺骨を持参して訪れる処から始まる。工場建設推進派の阿古島親分（若山富三郎）一家に対して漁民を守る立場の善玉菅原謙二親分の対立、代貸が里見浩太郎でその菅原親分の兄弟分が村田英雄だが女房宮園純子が若山の妹。鶴田浩二は菅原の兄弟分なので村田とは廻り兄弟、北島と里見が兄弟分の盃を鶴田の見届けで居酒屋で交わすが、最初に菅原が暗殺されて、村田が女房を離縁して若山に説得に行くが逆に若山に拳銃と身内に殺されるに至り、遂に鶴田・北島・里見が殴りこむ。その間に山城新伍と笠置シズ子親子のエピソードが絡んで山城新伍が殺されて、笠置の頼みで里見・北島・山城が死に盃で兄弟分となってこれが関東三兄弟の所以。村田が吉良の仁吉みたいに結婚2年目で女房宮園を離縁状を渡す時に流れる北島三郎の「兄弟仁義」、そして宮園が村田の死体を連れて帰り、遺書を呼んだ里見と北島・鶴田がラストは白装束の里見・北島と鶴田が殴り込み。そこで流れる「俺の眼をみろ、何も言うな～」任侠東映の定番パターン。１９６７年１月１日〜１３日豊橋東映、併映「網走番外地 大雪原の対決」。１９６７年４月４日〜６日銀座東映、併映「荒っぽいのは御免だぜ」。１９６７年１０月１６日〜１８日銀座東映、併映「喜劇 急行列車」。１９６９年１２月３日〜１２日豊橋東映、併映「昭和残侠伝人斬り唐獅子」。【サイズ：B2＆四つ切】【年代：1967】
