説明
オレハトウキチロウ／原作：川口松太郎。脚本：八尋不二。音楽：斉藤一郎。監督：森一生。長谷川一夫の長男 林成年主演の太閤記青春版。父の死後、家を飛び出した日吉丸は矢矧橋の上で野武士の首領蜂須賀小六と出会う。その陣屋へつれて行かれた日吉丸は野武士の手先とならずに、今川義元の部将松下嘉平次に仕え、元服して木下藤吉郎と名乗る。嘉平次の命で小田原の北条陣に潜入した藤吉郎は、敵兵に追われて遊女宿に逃げ込む。遊女市瀬は相似た生い立ちの藤吉郎をかくまったうえ、北条方の配陣図を餞けてやった。彼女も諜者だった。隣室で酔いしれた武士が明朝今川勢に不意討ちをかけると口にしているのを耳にして、藤吉郎は自陣にその情報を報告。翌未明、今川勢は北条方の裏を掻いて大勝をおさめたが、功名は大将のものとなって、藤吉郎には何の恩賞もなかった。今川陣を見捨てた藤吉郎は、清州に近い田舎道で図らずも織田信長の目にとまり、足軽に加えられたところから始まる出世物語。長谷川一夫が織田信長で特別出演、蜂須賀小六には山路義人。ねねには嵯峨三智子。１９５５年１１月３０日～１２月６日豊橋丸物会館、併映「東京暴力団」。【サイズ：B5時代映画広告】【年代：１９５５年】
