説明
キョウコツイチダイ/脚本村尾昭・松本功・山本英明。監督マキノ雅弘。昭和初期、復員した伊吹龍馬が芝浦で飯場暮しをするが芝浦港の独占を図る悪ボスと対決する。母親と瓜二つの薄幸な芸者を藤純子が好演して母親の面影を持つ女との悲恋を描く任侠ロマンの佳作。龍馬の母恋いとひもじさの記憶で腹一杯の白飯を食べさせたいという想いが行動基準となる、純子が健さんの為に身を売って金を作り着物を縫ってやる優しさを知った健さんが悪玉一味を叩き潰した一方で、娼婦として満州へ渡る船で牛乳を飲む純子の表情を対照的に描くラストが悲しい。1967年11月1日〜11日豊橋東映、併映「続大奥㊙物語」。1968年3月5日〜6日銀座東映、併映「浪花侠客度胸七人斬り」【サイズ:B2】【年代:1967】