説明
デンシチトリモノチョウ ドクロキョウジョ／原作：陣出達朗 捕物作家クラブ。脚本：永江勇。音楽：万城目正。主題歌：高田浩吉。監督：福田晴一。高田浩吉十八番「伝七捕物帖」シリーズ第９作は１９５８年正月映画として公開。髑髏印を刻んだ火矢を射る狂女と髑髏頭巾の一隊が石川島の牢を破り、さらに紀州大納言の行列を襲う。伝七と竹は箱根の湯治から北町奉行遠山金四郎に呼ばれ、紀州家の息女照姫の謎の失踪と髑髏隊を探るよう指示。遠山は奉行の職を退き、伝七には十手取上げ。雲海が老中に進言したのだ。伝七は無宿者に身をやつし、曲馬団に入りこみ、彦四郎となみが恋仲であることを知った。浜田殺しの疑いで彦四郎が引っ立てられると、伝七にすべてを話した。紀州家のザン言で取潰しになった松浦藩の残党が復讐。伝七と金四郎は、彦四郎奪回に番所へ押し寄せた髑髏隊と闘う。その火矢に倒れたお真知は照姫が塔にいると告げて死ぬ。照姫は雲海の幻術で狂った。雲海とは実は松浦藩主の弟であり、真の雲海は彼らに安南で殺されていた。偽雲海は鷹狩での見合に、狂った照姫を出そうと企む。伝七は女房お俊を照姫に仕立て彼女が火矢を雲海に射かけた時、髑髏隊が押し寄せた。金四郎の捕物陣と激突、重兵衛は死に、雲海も塔から墜死した。近衛十四郎が遠山金四郎。この年の正月映画は、大映が長谷川一夫「銭形平次」、東映がオールスター「任侠東海道」、日活が石原裕次郎「嵐を呼ぶ男」。１９５８年１月３日～１１日豊橋松竹、併映「花嫁のおのろけ」。１９５８年８月９日～１３日千歳劇場、併映「続社長三代記」。【サイズ：A4ポスター写真＆キネマ旬報広告】【年代：1958年】
