伊賀の水月

長谷川一夫/市川雷蔵、黒川弥太郎、中村鴈治郎、鶴見丈二、田崎潤、林成年

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説明

イガノスイゲツ/脚本・監督 渡辺邦男。音楽山田栄一。御存じ荒木又右衛門の鍵屋の辻。長谷川一夫の荒木又右衛門に市川雷蔵が大和郡山の大名本多大内記でゲスト出演。この映画では又右衛門が江戸で池田藩士渡辺家の娘みね(近藤美恵子)を悪旗本から救い結婚するところから始まるのがミソ。ラストは伊賀上野での三十六番斬りでのチャンバラ。長谷川の二刀流は立て役として意識した動きだったが、前年1957年に嵐寛寿郎ことアラカンが演じた新東宝「剣聖暁の三十八番斬り」の動きにはやはり叶わない、又翌年1959年に東映で市川右太衛門が戦後二度目の荒木を演じた「天下の伊賀越え 暁の血戦」での右太衛門の動きも良くて結局長谷川一夫は剣豪役は似合わない。やはり粋な銭形平次や鼠小僧・颯爽とした三度笠が似合う。1958年11月26日〜12月2日、併映「共犯者」。1959年4月26日〜30日千歳劇場、併映「有楽町0番地」。1960年10月5日〜7日二川銀映、併映「次郎長血笑記秋葉の対決」「電光石火の男」【サイズ:B2写真ニュース】【年代:1958】