説明
ジンギノハカバ/原作:藤田五郎。脚本:鴨井達比古・神波史男・松田寛夫。音楽:津島利章。技斗:日尾孝司。監督:深作欣二。日活アクションスターとして活躍し、日活退社後は松竹・東宝で主演・準主演として活躍していた渡哲也の東映主第1回作品。監督は「仁義なき戦い」シリーズでブームの先鞭を切った深作欣二で、監督の起用は渡本人の希望。仁義、組織、盃、掟に牙を剥き、戦後ヤクザの語り草ともなった実在のヤクザ石川力夫の型破り、かつ破滅的な生き様を凄惨な暴力描写で描き通した作品で、実録ヤクザ路線の極北と評される。公開当時の興行成績は振るわなかった、後にその一種異様な迫力が評価されキネマ旬報「オールタイムベスト・ベスト100」日本映画編(1999年版)では、38位に選出されるなど作品の評価は高い。翌年には同じ深作監督による続編「やくざの墓場くちなしの花」も製作された。キャッチ「大笑い!三十年のバカ騒ぎ」。1975年2月15日~28日豊橋東映、併映「少林寺拳法」。【サイズ:B2】【年代:1975年】