説明
ジンギトコウソウ/脚本:高田宏治・松田寛夫。音楽:玉木宏樹。監督:松尾昭典。アクション作品で活躍した松尾の初の東映実録やくざ映画で松方弘樹主演。 関東進出を企む関西最大の暴力団と、地元のヤクザと厄病神と恐れられる殺し屋(松方弘樹)の三つ巴の戦争を描く実録アクション映画。金野(長門裕之)の狙いは、小笹組組長の笹本(小池朝雄)ではなく、彼の娘婿・形原銀三(中村敦夫)を始末することだった。金野が銭を出し渋ったことから、この話が笹本に漏れ戦争回避の方向へ動いた。両方から煙たがられるばば伝を、案じてたずねて来た節子(松本留美)がなぐさめた。金野が関東やくざの指向けた殺し屋によって射殺される。跡目がいないため、一時このシマをばば伝があづかることになった。数日後、関川(宍戸錠)が飯倉入りし、ばば伝に新潟入りを命じるのだがばば伝は断わる。「俺はこの地に骨を埋めたい」というばば伝を笹本が味方し、関川対笹本・ばば伝連合といった形勢に変化。笹本は自分の息子・義一に関川殺しを命じるが失敗し、義一を助けに行った銀三までもがなぶり殺しにあった。ばば伝は、笹本に飯倉の温泉を元どおりにすることと銀三の仇討ちを約束し、単身関川のところへ向う。1977年9月4日~14日豊橋東映、併映「トラック野郎 度胸一番星」。