説明
ヒトキリヨタ キョウケンサンキョウダイ/脚本:松田寛夫・神波史男。音楽:津島利章。監督:深作欣二。奔放で暴力に生きる菅原文太が須賀不二男組長を刺殺して6年の刑期を終えて出所して戻ると自分の組と敵方の組が手討ちしていた事で居場所が無くなり、邪魔者扱いされて再び弟分の田中邦衛と共に暴れて蛇使いの三谷昇を仲間に入れて3人で暴れ出す、やがて自分の組長を殺して逃げ、追いつめられて惨殺される破滅型狂犬。深作演出による文太の性格はただ己の欲望のままに突っ走るだけで救いようのない人間として描かれ東映やくざ映画の伝統はここには無い。文太の組の親分が内田朝雄、兄貴分が室田日出男、敵方親分が渡辺文雄、子分に今井健二・藤山浩二。渚まゆみが強烈な個性を発揮するのも見どころ。この作品の次がいよいよ「仁義なき戦い」1973年1月13日公開へ続く。1972年10月25日〜11月6日豊橋東映、併映「銀蝶流れ者牝猫博奕」。1973年2月28日〜3月6日松竹シネマ、併映「盛り場渡り鳥」【サイズ:B2】【年代:1972】