説明
ニンギョウサシチトリモノチョウ ヤミニワラウテッカメン/脚本:結束信二。音楽:松野国照。殺陣:島義一。監督:倉田準二。横溝正史原作の人形佐七捕物帖、東映版人形佐七シリーズ六番手柄にして最終作。若山富三郎の人形佐七捕物帖シリーズは新東宝で6本、東映で6本、人形佐七映画全15本のうち11本に主演したが東映版ではすべて60分前後の中編。海賊残党が姿を変えて江戸に住むが仲間割れで殺人事件が発生する。凶器は西洋の長剣、佐七が額にキズを受けながら得意の法善流棒術を駆使して活躍する。ポスター表示が「鉄火面」とあるのがご愛敬。異国道具類がギッシリ詰まった内海屋倉庫で、番頭の常十郎が殺された。凶器は西洋の長剣で串刺し。お照(三原有美子)と共に買い物に来ていた人形町佐七は、現場を見て首をひねる。内海屋(堀正夫)を見張っていた佐七は、忍び込もうとして追われた浪人直之進(坂東吉弥)を発見。直之進と千鶴(中里阿津子)の兄妹から、某藩の舟奉行だった父が、3年前に藩政立て直しのため密輸品を載せて帰る途中、海賊に襲われ銛で刺殺されたこと、その品物が内海屋で売られていることを聞く。兄妹は父に刺さっていた鯨捕りの銛の穂先を見せる。その佐七らを、唸りをあげた銛が襲う。間一髪身をかわした佐七は、二つの銛を見比べ、何事かうなずく。与力神崎(徳大寺伸)と相談した佐七は内海屋を調べようとするが、その内海屋庄兵ヱは、倉庫の中で常十郎と同様に長剣で殺害される。異国の鎧や道具類の中で、絶命した内海屋の死体を前に犯人たちが事成就を喜びあっていると、並んだ奇怪な様相の鉄仮面の目が光り、甲冑が音を立てた。現れたのは人形佐七。仇討ち姿の直之進と千鶴の兄妹を励まし、得意の法善流棒術が凶悪な海賊どもの頭上に舞う。59分。悪役陣に吉田義夫、片岡栄二郎、伊沢一郎、楠本健二、小田部通麿等。1961年12月13日〜16日第一東映「人形佐七大会」、併映「銀座の旅笠」。1962年4月14日〜17日南東映、併映「若さま侍捕物帖 黒い椿」【サイズ:B2】【年代:1961】