人形佐七捕物帖 腰元刺青死美人

若山富三郎/天知茂、中山昭二、日比野恵子、沼田曜一、小高まさる、伊達正三郎、高松政雄、岬洋二

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説明

ニンギョウサシチトリモノチョウ コシモトイレズミシビジン/脚本:金田光夫。音楽:小沢秀夫。監督:山田達雄。新東宝での若山富三郎主演の人形佐七捕物帖シリーズ第五作目で最終作。若山富三郎は新東宝に五年在籍し翌年1959年に東映へ移籍してシリーズを継続する。高山藩大殿が江戸城攻略図面の存在を隠す為に四名の腰元の背中に判じ文字を彫る。大殿死去後に腰元達や関係者の連続殺人事件が発生する。人形佐七は文字の接点の交差点が上野寛永寺であることを突き止めるが高山藩の侍に襲われ更に殺人犯の天知茂との戦いが続く。この頃から若山が器用に捕物棒をクルクル回して殺陣を行っているのがわかる。四名の腰元の背中に判じ文字の刺青が仕上ると、三楽斎はこの秘密が洩れるのを怖れて、お蝶を刺客に襲わせた。深傷を負ったお蝶は、新之丞(天知茂)と恋仲のお滝に救われたが記憶喪失症に。その夜、お雪が殺された。事件は佐七の手で捜査。通夜の日、お雪の屍体が何者かに持ち去られた。佐七にはお雪の刺青に彫られたお蝶の銘が唯一の手懸りだった。次いで、お静も殺された。佐七は、ようやく刺青をした腰元、お露とお町の名を聞き出した。お露の家の出雲屋を監視していると、風呂場から悲鳴が起り、伊賀の隠密・宮部(中山昭二)が逃げていく。風呂場に入った男は、お露の婿になる新之丞ということだった。お滝は、佐七がお蝶を探していることを耳にし、お蝶に知らせようと外へ出た途端刺された。佐七は息たえだえのお滝からお蝶の居所を聞き、お蝶の家に向った。と、男がお蝶をつれて逃げていく。この男は勝市といった。屍体を盗んだ男だが、お蝶が好きで彼女の刺青を見たいため盗んだので人殺しはしないという。お蝶は意識を回復した。四人の刺青を江戸絵図に合わせた佐七は、この謎が上野寛永寺であることを解いた。佐七が寛永寺に姿を現わした時には、宮部と新之丞が秘箱の争奪戦を演じていた。高山藩の一隊も駈けつけた。佐七は新之丞に迫った。新之丞は、出雲屋の財産とお露を手に入れるため邪魔なお滝を殺そうと思ったのだ。そこで隠密騒ぎをいいことにお雪やお静を殺害し、さらに刺青の謎を解くと元の高山藩主までゆすろうとしたのだった。1958年12月7日〜10日豊橋国際、併映「皇太子の花嫁」【サイズ:B2】【年代:1958年】