予告された殺人の記録

ルバート・エヴェレット/ジャン・マリア・ボロンテ、オルネラ・ム―ティ、イレーネ・パパス、アントニー・ドロン

説明

ヨコクサレタサツジンノキロク/原作:ガブリエル・ガルシア・マルケス。脚本:フランチェスコ・ロージ、トニーノ・グエッラ。音楽:ピエロ・ピッチオーニ。監督:フランチェスコ・ロージ。ノーベル賞作家ガブリエル・ガルシア・マルケスの同名小説の映画化でカリブ海にある河沿いの町を舞台に、予告殺人を巡っての祝祭的、神話的な物語を描く。物語は25年ぶりに故郷に戻ってきた医師クリスト・ベトヤ(ジャン・マリア・ヴォロンテ)の回想によって進められる。鉄道もない閉鎖的なこの町に、ひとりの異邦人がやって来た。彼の名はバヤルド・サン・ロマン(ルパート・エヴェレット)。婚礼の夜、新婦が処女でないことを知ったバヤルドは、絶望し彼女を母親のもとに返す。驚いた一家は、娘の貞操を奪った男の名を聞きだそうとした。責めたてられたアンヘラがついに叫んだのは、富も名誉もあるハンサムな青年サンティアゴ・ナサール(アントニー・ドロン)の名だった。双子の兄弟は家の名誉を守るため、サンティアゴ殺害を予告する。そして、白昼の広場で人々が見守る中、宿命劇を演じるかのごとく、復讐が成し遂げられる。だが事件の後、バヤルドに対する深い愛に目覚めたアンヘラは、愛の証に25年にわたって彼に手紙を送り続けていた。そしてある日、船から一人の男が降り立つ。鞍袋から大量の手紙を取り出し撒き散らす男。手紙に気づいたアンヘラの前に姿を現わしたその男は今は初老となったバヤルドであった。1988年6月30日公開だが豊橋市では未公開。【サイズ:B2】【年代:1988年】