説明
ロッキー/脚本:シルヴェスター・スタローン。音楽:ビル・コンティ。監督:ジョン・G・アヴィルドセン。主演:シルヴェスター・スタローンの代表作となった「ロッキー」。うだつの上がらない、不器用で口は悪くも根は優しいロッキーと、ボクシングジムのトレーナーであるミッキー、親友のポーリー、そしてポーリーの妹で後に恋人となるエイドリアンらが織り成す人情悲喜劇としての味わいや、ビル・コンティ作曲の 「ロッキーのテーマ」が多くの観客の心を掴んだ。低予算での製作であり、主人公であるロッキーさながら、限られた条件の下、やれることはなんでもやったといった風な力作で、それが映画の世界観にとっては好結果となる。公開当時、アメリカの映画界はベトナム戦争への軍事介入を機に台頭したアメリカン・ニューシネマにより、ハッピーエンド否定する作品や、ヒーローを描かない作品が最盛。しかし本作と「スター・ウオーズ」の大ヒットにより、「個人の可能性」「アメリカン・ドリーム」への憧憬を再燃させ、アメリカン・ニューシネマの終焉を決定的にした。大ヒットしてシリーズ化され6本、スピンオフ3本と製作される。第49回アカデミー賞作品・監督・編集賞。第34回ゴールデングローブ賞ドラマ賞受賞。1977年6月4日~7月1日豊橋名画座、併映「卒業」リバイバル。1977年7月2日~29日松竹ロキシー、併映「卒業」。【サイズ:B2&新聞等パネル】【年代:1977年】