レマゲン鉄橋

ジョージ・シーガル/ロバート・ヴォーン、E・G・マーシャル、ピーター・ヴァン・アイク、ベン・ギャザラ

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説明

レマゲンテッキョウ/音楽:エルマー・バーンスタイン。監督:ジョン・ギラーミン。ライン河に残された最後の橋であるルデンドルフ橋(ㇾマゲン鉄橋)をめぐる連合軍と橋を爆破しようとするドイツの壮烈な戦いを描く実話の映画化。スパイ映画「0011ナポレオン・ソロ」で有名になったロバート・ヴォーンが貴族出身のドイツ将校が印象的な116分。ポスターデザインもなかなか宜しい。1945年第二次世界大戦も終わりに近い時期、連合軍の進撃を食い止めるべくナチス・ドイツ軍はライン河に架かる最後の橋の爆破を決定するが、現地の指揮官は避難のため直前まで爆破を延期。レマゲン鉄橋をはさんで両軍の一大攻防戦が始まる。渋いキャストによる魅力的なキャラクターを活かしきれなかったドラマ部分の弱さは残るが、冒頭からクライマックスまで続く戦闘シーンの迫力は戦争アクション映画ファンならずとも一見の価値あり。本物の戦車・建物・橋を使って撮影された戦闘シーンはそれだけでも充分な見せ場となっているが、計算されたアングルやカメラワークによって臨場感を伴って迫る。光学合成などのSFXでは得られない、真の“戦争スペクタクル”。結局橋は爆破未遂に終わり連合軍が勝利、ドイツ軍側での士気が乱れ劣勢に歯止めがかからず指揮官のロバート・ヴォーン少佐は責任を問われ銃殺刑。後に空前の大作「タワーリング・インフェルノ」をまかされたジョン・ギラーミンの実力が発揮された。タイトルではジョージ・シーガルがトップでロバート・ヴォーンは3人目。ゲストスターでE・G・マーシャル。60年代後半から70年代にかけてユナイトが第二次世界大戦を描く戦争映画を多数製作公開した。1970年5月2日~22日豊橋名画座、併映「夕陽に立つ保安官」。【サイズ:B2】【年代:1970年】