リチャード三世

ローレンス・オリビエ/クレア・ブルーム、ラルフ・リチャードソン、スタンリー・ベイカー、ジョン・ギールグッド

説明

リチャードサンセイ/原作:ウィリアム・シェイクスピア。製作・脚本・監督・主演:ローレンス・オリビエ。1460年から10年にわたる「ばら戦争」の終ったイギリスはヨーク家全盛であった。が、エドワード四世(セドリック・ハードウィック)の戴冠式挙行後間もなく、王の末弟グロスター公リチャード(ローレンス・オリヴィエ)は王位の略奪を策しはじめた。極度の背曲りで足が不自由で容貌も醜いリチャードは、心も醜悪陰険な男だった。刺客に公を殺害させて臨終の床で王はリチャードの口からクラレンス公の死を聞くと、卒然として崩御した。リチャードはルドローの地に皇太子エドワードを迎えると、王妃エリザベスの血縁のリヴァース伯やドーセット侯の首をはね、自ら摂政の地位に就く。リチャードは、ヘイスティングス卿(アレック・クランズ)に向けられた。リチャードは、故王の愛人ジェーン・ショアが魔女を使ってリチャードの死を計ったと宣言し、ショアの保護者である卿を断頭台に送れと命じた。リチャードの腹心バッキンガム公(ラルフ・リチャードソン)は、ロンドン市長を通じて、ヘイスティングス卿が叛逆を企てたことや、エドワード四世の嗣子が私生児だったことを、市民に伝えさせ、リチャードが王位を継承すべきだと煽動。かくてリチャードは野望を遂げ、リチャード三世として王位に就くと、妃アンを宮廷から斥け、ますます悪辣な術策をめぐらした。暴逆な王に対する叛旗は各地に挙り。リチャードは、バッキンガム公を捕えた報に接すると、彼の首をはねるよう命じた。リッチモンド伯とボスワースの平原に対峙したリチャードの軍からは、一夜にしてスタンリイ卿以下有力な貴族が敵側に寝返りを打ち、すでに勝敗は明白となった。だが、権力に憑かれたリチャードは、おのれの死を前に飽くまでもリッチモンド伯を倒さんと、自ら陣頭に駒を進める末路。1956年3月公開だが豊橋市では1956年~1958年未公開。【サイズ:A4映画情報誌広告】【年代:1956年】