やくざと抗争 実録安藤組

安藤昇/江守徹、丹波哲郎、安岡力也、郷鍈治、藤浩子、小林稔侍、今井健二、佐藤蛾次郎、室田日出男、深江章喜、内田朝雄、渡辺文雄、山本麟一、八名信夫、松井康子

説明

ヤクザトコウソウ ジツロクアンドウクミ/原作:安藤昇。脚本:石松愛弘。音楽:日暮雅昭。技闘:日尾孝司。監督:佐藤純弥。主題歌:安藤昇「血と命」「明日はない」。安藤昇自伝の実録映画で前作「やくざと抗争」に続き佐藤純弥の演出。不良学生のリーダー・矢頭登とその仲間がヤクザや的屋に対して血で血を洗う戦いに挑み、安藤組が誕生するまでのいきさつを描く。役名は矢頭だが、モデルは安藤昇のため、実物を本人が演じる。「やくざと抗争」に続く安藤昇原作・主演第二弾でありつつ、前作とは趣を変え、安藤自らを描く自伝的映画「実録安藤組」シリーズ第一作。ストック作品になっていた安藤主演の前作「やくざと抗争」が、1972年9月に公開され、予期せぬヒットを記録。そこで岡田茂東映社長が、続編の製作を命じ「やくざと抗争 実録安藤組」というタイトルを付けたエピソード。ヤクザ映画のタイトルに「実録」という言葉が入ったのは本作が初。同時期、日活ロマンポルノが「実録白川和子 裸の履歴書」というタイトルを付けており、以降、犯罪映画は勿論、ヤクザ映画とポルノ映画を中心に「実録」という言葉をタイトルに冠する映画が増えた。「やくざと抗争 実録安藤組」は、1973年1月に公開された「仁義なき戦い」に続く新路線「実録路線」第二弾として公開されヒットした。「実録」という呼称も一気に普及し、以降東映は実録映画を量産するが「任侠映画」ほど大衆からの支持はなくて3~4年の短期間でブームは去る。劇中では安藤組でなく矢頭組で江守徹・安岡力也・小林稔侍・佐藤蛾次郎が仲間。物語前半では不良学生グループの安藤たちが愚連隊橋場組の諸角啓二郎・山本隣一・今井健二達との争いで丹波哲郎が矢頭の叔父貴親分で特別出演して橋場組を壊滅して勢力を拡大、後半では渋谷の縄張りを狙う内田朝雄・渡辺文雄・郷暎治・藤山浩二の桜会と深江章喜・室田日出男・佐藤晟也の十文字一家の争いを描いて共倒れを狙い生き残りをはかる。桜会によって佐藤蛾次郎ら2人が殺され、丹波哲郎の仲介もあったが桜会と対抗する為に「全員が三下で代貸で組長だ」を合言葉に矢藤組を立ち上げる。桜会はトラック3台に分乗して矢頭組に総攻撃をかける、待ち受ける安藤がライフルで撃ち画面が暗くなり機関銃などの銃声が響いて「終」。1973年3月3日~16日豊橋東映、併映「ポルノの帝王 日本SEX旅行」「団地妻㊙研究会」。【サイズ:B2】【年代:1973年】