説明
ミスタア・ロバーツ/原作:トーマス・ヘッゲン。音楽:フランツ・ワックスマン。監督:ジョン・フオード&マーヴィン・ルロイ。第二次世界大戦の終盤、地味な輸送任務につくアメリカ海軍貨物輸送船リラクタント号での悲喜劇をユーモアとヒューマニズムで描く。第28回アカデミー賞助演男優賞にジャック・レモンの他、作品賞と音響録音賞にノミネート。主演は舞台での当り役をそのまま映画でも演じたヘンリー・フォンダで脇役の俳優陣も上手い。この作品はジョン・フオード監督が途中で病気になりマーヴィン・ルロイが引き継いだ共同監督になる。ロバーツに「駆逐艦リヴィングストン号乗り組みを命ず」という転属命令が下った。思いがけない発令、それは偽筆コンクールの入賞者に艦長の署名を偽造させ、人事局に申請させたからだと軍医長が種を明かした。ロバーツがいなくなると、艦内はまた退屈なもとの姿に戻った。まもなく軍医長はロバーツから元気な便りを受け取ったが、リヴィングストン号の友人からパルヴァーに当てた手紙にはロバーツが日本特攻機の体当たりに戦死をとげたと記してあった。1956年2月1日~7日豊橋大劇、併映「渓谷の騎士」。1958年9月23日~26日メトロ、併映「悪者は地獄へ行け」。【サイズ:パンフレット表紙】【年代:1956年】