説明
マタギ/原作・脚本・監督:後藤俊夫。脚本:大和屋竺。音楽:羽田健太郎。巨熊との対決に執念を燃やす老マタギ(西村晃)とマタギ犬を育て上げる孫との情愛の物語。「青銅プロダクション」製作。1983年の毎日映画コンクールで西村晃は男優演技賞を受賞。動物映画の演出では第一人者である監督の後藤俊夫はベルリン国際映画賞ユニセフ選外佳作賞を受賞している。老マタギ・関口平蔵は、かつて3メートルを越える巨熊の爪痕を、頬から顎にかけて受けたが、人々はそんな大きな熊の話を信じていない。しかし、そんな「ホラ吹き平蔵」の噂に心を痛めながらも、孫の太郎は祖父を誇らしく思っており、小さな愛犬「チビ」を、マタギ犬に育てていた。秋も深まった頃、霧がまき吹雪に荒れる日が続く。そして嵐がやみ霧の彼方からアイツはついに姿を現わした。一対一で勝負に出る平蔵、とどめの一発が出ない。チビが猛然と巨熊にむかっていった。鋭い爪がチビを空高くまき上げる。平蔵は駈けよりアイツを仕とめた。アイツは本当に居た。チビを手厚く葬りながら太郎はまぶしく平蔵を見つめる。1982年1月25日公開だが豊橋上映履歴は未調査。【サイズ:B2】【年代:1982年】