ベルリンファイル

ハ・ジョンウ/ハン・ソッキュ、チョン・ジヒョン、イ・ギョンヨン、キム・ソヒョン

説明

ベルリンファイル/脚本・監督:リュ・スンワン。音楽:チョ・ヨンウク。ベルリンを舞台に、北朝鮮諜報員(主人公ハ・ジョンウ)は外貨稼ぎにロシア武器ブローカーの仲介でアラブ系組織へ武器を密売しようとする。北朝鮮の権力移譲に伴う隠し資産と秘密口座を追跡していた韓国諜報員(ハン・ソッキュ)は、当然その動きをマーク。韓国諜報員を出し抜いて武器密売を阻止するのは、イスラエル特殊部隊モサドの奇襲で強烈なリアリティ。CIA要員から韓国諜報員へ通報される北朝鮮要人の亡命情報は、北朝鮮側も察知、保安監察員が乗り込んでくる。この保安監察員の狙いは、ベルリン大使館の実権を握り、大使館通訳官(主人公の妻)に二重スパイ嫌疑をかけ、主人公とその妻を裏切り者に仕立て上げること。いかにもあり得る政治謀略のストーリーだが、スパイ・アクションの怒涛の展開が面白い。北朝鮮諜報員ジョンソンは、アラブ組織との武器取引現場を韓国情報院のエージェント、ジンスにかぎつけられ、からくもその場から脱出。なぜ取引の情報が南側に漏れたのか疑問を抱くが、ほどなくしてジョンソンの妻ジョンヒに二重スパイ疑惑が浮上。やがてジョンソン自身も巨大な陰謀に巻き込まれていき、CIAや中東諸国、ドイツの諜報機関までが事態に介入し、さまざまな思惑がベルリンで交錯する。2013年7月13日公開、ユナイテッドシネマ豊橋。【サイズ:B2】【年代:2013年】