説明
プラトーン/脚本・監督:オリバー・ストーン。音楽:ジョルジュ・ドルリュ―。オリバー・ストーン監督が自らがベトナム帰還兵でありアメリカ陸軍の偵察隊員であった頃の実体験に基づき、アメリカ軍による無抵抗のベトナム民間人に対する虐待・放火、虐殺や強姦、米兵たちの間で広がる麻薬汚染、仲間内での殺人、誤爆、同士討ち、敵兵に対する死体損壊など、ベトナム戦争の実態をアメリカ側から描く。1967年。アメリカ人の青年クリスは、徴兵される若者たちの多くがマイノリティや貧困層であることに憤りを感じ、大学を中退して自らベトナム行きを志願する。しかし、最前線の小隊「プラトーン」に配属された彼を待ち受けていたのは、想像を遥かに超える悲惨な現実だった。小隊では冷酷非情な隊長バーンズと無益な殺人を嫌う班長エリアスが対立していた。それぞれ出自の異なる仲間たちとともに過酷な戦場を生き延びるうちに、戦争になじんでいくクリス。ベトコン基地の村を襲撃したことをきっかけに、バーンズとエリアスの対立は決定的なものとなる。戦闘中に味方を援護するためジャングルへ単身で突入した際、後を追ってきたバーンズから撃たれて瀕死の重傷を負う。北ベトナム軍の追撃を受け、エリアスが死んだとバーンズから伝えられた小隊はヘリコプターで離脱。残されたエリアスは敵に追われたのち、クリスたちが上空から見守る中で敵弾を受けて倒れ、絶命する。クリスは、バーンズの態度から彼がエリアスを撃ったことを察知し、バーンズはエリアスの追放を正当化し「殺せるものなら殺してみろ」と挑発。戦いが終息したジャングルの中で意識を回復したクリスは、重傷を負いなおも生き延びようとするバーンズを見つける。クリスは拾った銃でバーンズを射殺しやがて後方支援として戦場を去る。クリスをチャーリー・シーン、バーンズをトム・ベレンジャー、エリアスをウィレム・デフォーが演じた。第59回アカデミー賞作品・監督・編集・録音賞4部門受賞。1987年4月29日公開、豊橋ピカデリー1、併映「サボテン・ブラザーズ」。【サイズ:B2ポスター&ピカデリーチケット】【年代:1987年】