説明
ファントマキキダッシュツ/原作:マルセル・アラン、エミール・スぺストル。音楽:ミシェル・マーニュ。監督:アンドレ・ユヌベル。フランスを代表するスターのジャン・マレー&ルイ・ド・フュネスにミレーヌ・ドモンジョ共演による戦前大ヒットした連続活劇「ファントマ」シリーズをリメイクしたアクション・コメディ。怪人20面相より凶悪な怪盗ファントマと新聞記者の二役をジャン・マレー、追いかける警部がルイ・ド・フュネス、ヒロインはミレーヌ・ドモンジョ扮する新聞記者の3人を中心に描く追いつ追われつの楽しい娯楽篇。ファントマは新聞記者ファンドール(ジャン・マレー)を誘拐し、自身に関する訂正記事を出すよう命令して彼を解放。新聞社の支配人は、もっとセンセーショナルな記事を発表してしまったので、ファンドールは再び誘拐された。怒ったファントマは、他人の顔を完全に模造するという特技をいかしてファンドールそっくりの顔をつくり、宝石ショウの宝石を全部さらって逃走。更にファントマは、ジューブ警部になりすましパリで犯罪を起こして、本物のジューブ警部が留置される。ファンドールも逮捕され、ジューブ警部と同じ留置場に入れられる。ところがファントマが二人を脱獄させる。ファントマの車から逃れることの出来た二人は、オートバイ、汽車、ヘリコプターと乗りついでファントマを追ったが、ついにファントマはモーター・ボートから潜水艦に乗りうつり、いずこともなく姿を消す。ヒットしてシリーズ化され「電光石火」「ミサイル作戦」と製作されて、当時ヒットしていたスパイ活劇「007」シリーズや同じフランスのベルモンド主演の「リオの男」など活劇ブームの一翼を担う。1965年7月3日~9日松竹ロキシー、併映「ローマの崩壊」。【サイズ:B2ポスター】