バタリアン

クルー・ギャラガー/ジェームズ・カラン、ビバリー・ランドルフ、トム・マシューズ

説明

バタリアン/脚本・監督:ダン・オバノン。音楽:マット・クリフォード。不死者(アンデッド)が人間に襲いかかり、その脳を食べるというホラー・コメディ、ヒットしてシリーズ化されて5本製作される。素早く動き人間の脳を喰うゾンビが新たに創造された。医療用品会社社員の不用意な行動から死者たちが生き返り、人間たちを次々に襲っていく。日本公開時には「バタリアンのタマゴ」つき前売券が販売された。ゾンビ映画の元祖「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生」で描かれた事が実際にあったという前提で作られた間接的な続編。「ナイト~」のスタッフによる原案を基に、「エイリアン」のD・オバノンが脚色し初監督を遂げたSFホラー。ロスにある科学資料庫の地下で発見された謎のタンク。そこから吹き出した特殊なガスには死者を蘇らせる作用があった……。パロディ感覚で描かれたゾンビ映画で、全体的にはコミック・タッチだが、完全にゾンビ化する事を恐れ自ら火葬場へ入っていくJ・カレンのシーンなど、従来の作品にはなかったシリアスな描写も隠し味となっている。“オバンバ”やら“タールマン”といったゾンビのキャラクターを全面に押し出し、バイオSFX方式上映など、「バタリアン」なる邦題をつけた東宝東和の力量には頭が下がる。1985年2月8日公開、広小路スカラ座。【サイズ:B2】【年代:1985年】