説明
ハリマオ/原作・脚本:井沢満。音楽:YAS-KAZ。監督:和田勉。戦時中にマレー半島で出没して活躍した「マレーの虎・ハリマオ」こと谷豊の半生記を戦後反戦史として描くアクション。キャッチコピーは「右の耳ならおかまだが、左の耳なら勇者の印。――見損なうな!俺がハリマオだ!」。耳の左右は谷が付けていたピアスの位置を表す。「正義のために英雄となって両親を喜ばせてやれ」という言葉に心を動かされた豊は城ヶ崎に協力し、次々とイギリス軍を壊滅する。母からは豊の活躍を褒め讃える手紙が届いたが、それは城ヶ崎(山崎努)の偽造だった。豊が日本軍の企みに気がついた時は、作戦も終わりに近づいた頃で秘かに心を寄せていた千鶴子の母・堀内富子(竹下景子)は華僑だった。豊も反抗すれば日本軍に殺されてしまう。城ヶ崎は豊にマラリアの注射を受けて病死するよう求めた。そうすれば“英雄”として葬ってやると言うのだ。豊はそれに従い、シンガポール陥落後死亡した。1989年6月3日~7月7日豊橋松竹、併映7月1日~7日「釣りバカ日誌」。【サイズ:B2】【年代:1989年】